糖尿病性末梢神経障害に特徴的な所見はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
糖尿病性末梢神経障害では、軸索変性や脱髄が下肢遠位部から左右対称性に進行し、振動覚や位置覚などの深部感覚が障害されやすい。特に両側内果の振動覚低下は、初期からみられる特徴的な所見である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。糖尿病性末梢神経障害は、下肢遠位部から左右対称性に感覚障害が出現し、特に振動覚の低下は初期からみられる特徴的な所見である。
- 2. 宙吊り型の解離性感覚障害は、脊髄空洞症に特徴的な所見である。糖尿病性末梢神経障害では通常みられない。 正しくは:宙吊り型の解離性感覚障害は脊髄空洞症に特徴的である。
- 3. 下肢から上行性に広がる弛緩性麻痺は、ギラン・バレー症候群に特徴的な所見である。糖尿病性末梢神経障害では典型的ではない。 正しくは:下肢から上行性に広がる弛緩性麻痺はギラン・バレー症候群に特徴的である。
- 4. 糖尿病性末梢神経障害では、通常しびれや感覚障害が先行し、筋力低下が顕著になるのは進行期である。また、下肢から障害されることが多く、上肢優位な神経障害は典型的ではない。 正しくは:糖尿病性末梢神経障害は下肢遠位部優位の感覚障害が主で、筋力低下は進行期にみられる。
国試ポイント
糖尿病性末梢神経障害の初期症状と特徴的な所見を理解すること。特に、深部感覚障害が遠位部優位かつ両側性に出現する点を押さえる。
混同注意
他の神経疾患による感覚障害(例: 脊髄空洞症の解離性感覚障害、ギラン・バレー症候群の上行性麻痺)と混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
糖尿病患者の神経障害で特徴を問う問題が出た場合、遠位部優位、左右対称性、深部感覚(特に振動覚)障害に着目して判断する。
覚え方
糖尿病患者の神経障害で特徴を問う問題が出た場合、遠位部優位、左右対称性、深部感覚(特に振動覚)障害に着目して判断する。
対になる知識
他の神経疾患による感覚障害(例: 脊髄空洞症の解離性感覚障害、ギラン・バレー症候群の上行性麻痺)と混同しやすい。
関連知識
糖尿病性末梢神経障害は、高血糖による神経組織の代謝異常や微小血管障害が原因で起こる。自律神経障害(起立性低血圧、胃不全麻痺、勃起障害など)や、単神経障害(動眼神経麻痺など)も合併しうる。