非代償性肝硬変で見られる検査所見はどれか。
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正解は3番
解説
非代償性肝硬変では、肝細胞の破壊と線維化により肝機能が著しく低下し、ビリルビンの代謝および排泄能力が障害されるため、血中の総ビリルビン値が上昇し黄疸が現れる。
選択肢ごとの解説
- 1. アルブミンは肝臓で合成される主要なタンパク質である。非代償性肝硬変では合成能が低下するため、アルブミン値は低下する。
- 2. 肝臓は多くの凝固因子を産生しているため、非代償性肝硬変では凝固因子の産生が低下し、プロトロンビン時間は延長する。
- 3. 正解。非代償性肝硬変では、肝細胞の破壊と線維化により肝機能が著しく低下し、ビリルビンの代謝および排泄能力が障害されるため、血中の総ビリルビン値が上昇し黄疸が現れる。
- 4. 非代償性肝硬変では門脈圧亢進症に伴う脾腫が生じ、脾機能亢進により血小板は破壊されるため、血小板数は減少する。
国試ポイント
非代償性肝硬変における肝機能低下の指標(アルブミン低下、総ビリルビン上昇、プロトロンビン時間延長)と門脈圧亢進の指標(血小板減少、脾腫)をセットで問われやすい。
覚え方
ひ・ふ・る(非代償=不全、浮腫・腹水、ビリルビン上昇・プロトロンビン延長)
対になる知識
代償性肝硬変=症状乏しく肝機能も比較的保たれる / 非代償性肝硬変=黄疸・腹水・肝性脳症・食道静脈瘤などの合併症が出現し、総ビリルビン上昇・アルブミン低下・プロトロンビン時間延長がみられる
関連知識
肝硬変の主な原因にはB型・C型肝炎ウイルス感染、アルコール性肝障害、およびNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)がある。肝細胞の慢性的な破壊と線維化の進行により、肝臓全体が萎縮し硬化して血流障害や機能低下を引き起こす。