施灸に用いる線香について誤っているのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
線香は、原料のタブ粉に水などを加えて練り、乾燥させて作られます。乾燥した状態では適度な硬度がありますが、湿気を含むと結合力が弱まり、もろくなって折れやすくなります。施灸に際して線香が折れやすいと、操作性が損なわれ、円滑な施灸が妨げられるため、湿気を含ませて折れにくくするという選択肢3の記述は誤りです。
選択肢ごとの解説
- 1. 施灸に用いる線香の原料には、タブノキの樹皮を粉砕したタブ粉が一般的に用いられます。これは接着剤としての役割も果たします。
- 2. 線香の生産量が最も多いのは兵庫県であり、特に淡路島は線香の一大産地として有名です。日本の線香生産の大部分を占めています。
- 3. 正解。線香は湿気を含むと、原料間の結合力が弱まり、もろくなって折れやすくなります。施灸用線香は乾燥した状態で使用することが望ましいです。したがって、「湿気を含むと折れにくい」という記述は誤りです。 正しくは:湿気を含むと折れやすくなる。
- 4. 施灸中に線香が途中で消えてしまうと、火をつけ直す手間がかかり、施灸の流れが中断され、効率が低下します。そのため、途中で消えずに安定して燃焼し続けるものが、良い線香とされています。
国試ポイント
施灸に用いる線香の特性と、その品質が施灸操作に与える影響について理解すること。
混同注意
線香と蚊取り線香やアロマ線香など、他の用途の線香と混同しないこと。施灸用線香は燃焼時間や発煙量、香りの有無などが重要となる。
次に同じ論点が出たら
施灸用線香の物理的性質(湿気による変化、折れやすさ)、燃焼特性、および主要な生産地に関する知識を問われたら、それぞれの特性と施灸における望ましい状態を基準に判断する。
覚え方
施灸用線香の物理的性質(湿気による変化、折れやすさ)、燃焼特性、および主要な生産地に関する知識を問われたら、それぞれの特性と施灸における望ましい状態を基準に判断する。
対になる知識
線香と蚊取り線香やアロマ線香など、他の用途の線香と混同しないこと。施灸用線香は燃焼時間や発煙量、香りの有無などが重要となる。
関連知識
施灸用線香の原料はタブ粉(マコモダケの根茎を乾燥粉砕したもの)が一般的である。生産量が多いのは兵庫県(特に淡路島)。良い線香は、途中で消えずに最後まで燃焼し、一定の燃焼速度を保つものが望ましいとされる。