味覚について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
味覚の情報は、顔面神経(舌の前方2/3)、舌咽神経(舌の後方1/3)、迷走神経(喉頭蓋など)を介して延髄にある孤束核(味覚路の第一次中継核)で中継されます。その後、視床を経て大脳皮質味覚野に至ります。
選択肢ごとの解説
- 1. 糸状乳頭には味蕾がありません。糸状乳頭は機械的な刺激の受容や食物の移動に関与し、舌の表面に最も多く存在します。 正しくは:味蕾が存在するのは、有郭乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭です。
- 2. 舌の後方1/3の味覚を伝えるのは舌咽神経(IX)です。舌下神経(XII)は舌の運動を司る神経であり、味覚の伝達には関与しません。 正しくは:舌の後方1/3の味覚は舌咽神経(IX)が伝えます。
- 3. 舌の前方2/3の味覚は顔面神経(VII)の枝である鼓索神経が伝えます。舌咽神経(IX)は舌の後方1/3の味覚を伝えます。 正しくは:舌の前方2/3の味覚は顔面神経(VII)が伝えます。
- 4. 正解。味覚の情報は、顔面神経、舌咽神経、迷走神経によって延髄の孤束核に集まり、ここで中継されます。孤束核は味覚路の第一次中継核です。
国試ポイント
味覚伝導路の経路と、関連する主要な神経および中継核(特に孤束核)を正確に理解することが重要です。
混同注意
味覚伝導路と一般感覚伝導路(触覚、痛覚、温度覚など)の神経支配や中継核を混同しやすいので注意が必要です。また、舌の運動神経(舌下神経)と味覚・一般感覚神経の区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
味覚伝導路の問題が出た場合、伝達に関わる脳神経の種類(顔面神経、舌咽神経、迷走神経)、舌のどの部分の味覚を伝えるか、そして最初に中継される脳幹の核(孤束核)に注目して判断します。
覚え方
味覚伝導路の問題が出た場合、伝達に関わる脳神経の種類(顔面神経、舌咽神経、迷走神経)、舌のどの部分の味覚を伝えるか、そして最初に中継される脳幹の核(孤束核)に注目して判断します。
対になる知識
味覚伝導路と一般感覚伝導路(触覚、痛覚、温度覚など)の神経支配や中継核を混同しやすいので注意が必要です。また、舌の運動神経(舌下神経)と味覚・一般感覚神経の区別も重要です。
関連知識
味覚の五基本味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)、各味覚が感知される舌の部位、味蕾の構造とその構成細胞(味細胞、支持細胞、基底細胞)についても関連知識として覚えておくと良いでしょう。