心脾両虚の病証でみられる症状はどれか。
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正解は4番
解説
心脾両虚は心血虚と脾気虚が同時にみられる病証である。心は血を蔵し神を主るため不足すると動悸や不眠が生じ、脾は運化を主るため機能低下により食欲不振や倦怠感、顔色蒼白などがみられる。したがって、動悸と食欲不振の組み合わせが正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. これは脾胃の湿熱や脾虚の別の側面でみられる消化器症状であるが、心脾両虚の本質は心血虚と脾気虚の兼証である。
- 2. これは陰虚内熱や心腎不交の病証でみられる代表的な症状である。本問の心脾両虚では気血両虚に基づく動悸や食欲不振などがみられる。
- 3. これは肺陰虚などでみられる呼吸器系の症状である。本問の心脾両虚では血虚および気虚による全身症状が主体となる。
- 4. 正解。心脾両虚は心血虚と脾気虚が同時にみられる病証である。心は血を蔵し神を主るため不足すると動悸や不眠が生じ、脾は運化を主るため機能低下により食欲不振や倦怠感、顔色蒼白などがみられる。したがって、動悸と食欲不振の組み合わせが正しい。
国試ポイント
五臓の病証において、複数の臓腑が同時に障害される兼証(心脾両虚など)の代表的な症状の組み合わせが頻出する。それぞれの臓の生理機能(心=血・神、脾=運化・生血)から導けるようにする。
覚え方
心脾両虚 = 心(動悸)+ 脾(食欲不振)
対になる知識
心腎不交は五心煩熱、盗汗、不眠、動悸を生じる。心脾両虚は動悸、不眠に加え、食欲不振、倦怠感、顔色蒼白などの脾虚症状を伴う。肺腎陰虚は咳、から咳、腰膝酸軟、頻尿を引き起こす。
関連知識
五臓の生理機能と病理変化の連動を理解する。心は血を主り、脾は血を生み出す源であるため、脾が虚すると心血も不足して心脾両虚につながるという気血生成のメカニズムを把握しておく。