頭痛の症状で施術適応となるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
選択肢3の症状は、群発頭痛の典型的な特徴を示しています。群発頭痛は、視床下部の機能異常が関与すると考えられており、特徴的な周期性、片側の眼窩周囲の激烈な痛み、そして流涙・鼻汁などの自律神経症状を伴います。これらは鍼灸・あん摩マッサージ指圧の施術適応となる場合があります。
選択肢ごとの解説
- 1. 突然の激しい後頭部痛、回転性めまい、起立困難、反復する嘔吐は、小脳出血やくも膜下出血など、生命に関わる疾患の可能性を示唆する重篤な症状であり、施術適応外で直ちに医療機関を受診すべきです。 正しくは:直ちに医療機関を受診し、精密検査を受けるべきです。
- 2. 早朝時の後頭部の非拍動性の慢性頭痛が週単位で増悪し、噴出性嘔吐を伴うという症状は、脳腫瘍や水頭症などによる頭蓋内圧亢進症状の典型であり、緊急性の高い二次性頭痛を示唆します。施術適応外であり、直ちに医療機関を受診すべきです。 正しくは:直ちに医療機関を受診し、精密検査を受けるべきです。
- 3. 正解。深夜に発作的に生じる片側の眼窩周囲の激烈な痛み、流涙・鼻汁を伴い、1時間で治まるという症状は、群発頭痛の典型的な特徴です。群発頭痛は一次性頭痛であり、他の重篤な疾患が除外されれば、施術適応となり得ます。
- 4. 感冒症状が治まった後の前頭部のズキズキとした痛み、熱感、叩打痛、後鼻漏は、副鼻腔炎による頭痛の典型的な症状です。これは二次性頭痛であり、まずは耳鼻咽喉科での治療を優先すべきであり、施術適応外となります。 正しくは:耳鼻咽喉科を受診し、副鼻腔炎の治療を受けるべきです。
国試ポイント
頭痛の種類とその症状、特に施術適応となる頭痛と、緊急性を要する、あるいは施術禁忌となる頭痛との鑑別点を覚える必要があります。
混同注意
一次性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)と二次性頭痛(くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎などによる頭痛)の鑑別を明確にすることが重要です。二次性頭痛は医療機関への受診を優先すべきです。
次に同じ論点が出たら
頭痛の問題が出た場合、まず症状の緊急性(突然発症、激しい痛み、神経学的異常の有無)を確認し、その後、頭痛の種類(部位、性質、随伴症状、時間経過)から一次性頭痛か二次性頭痛かを判断します。
覚え方
頭痛の問題が出た場合、まず症状の緊急性(突然発症、激しい痛み、神経学的異常の有無)を確認し、その後、頭痛の種類(部位、性質、随伴症状、時間経過)から一次性頭痛か二次性頭痛かを判断します。
対になる知識
一次性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)と二次性頭痛(くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎などによる頭痛)の鑑別を明確にすることが重要です。二次性頭痛は医療機関への受診を優先すべきです。
関連知識
片頭痛の症状(拍動性、悪心嘔吐、光過敏・音過敏)、緊張型頭痛の症状(非拍動性、両側性、締め付けられるような痛み)、薬剤誘発性頭痛、脳腫瘍や脳炎・髄膜炎による頭痛(早朝頭痛、噴出性嘔吐、神経症状)についても同時に学習しておくと良いでしょう。