第7頸髄節(C7)が残存する頸髄損傷患者で保持される運動はどれか。
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正解は3番
解説
第7頸髄節(C7)の主要な支配筋には上腕三頭筋が含まれており、C7レベルが残存することで肘関節の伸展が可能となる。これにより車椅子の移乗や駆動の能力が大きく向上する。
選択肢ごとの解説
- 1. 横隔膜による呼吸はC3〜C5レベル(横隔神経)の支配であり、C4以上の高位損傷でも残存しうるがC7特有ではない。
- 2. 手指の巧緻運動は、C8およびTh1レベルの内在筋等の機能が必要であり、C7単独では不十分である。
- 3. 正解。第7頸髄節(C7)の主要な支配筋には上腕三頭筋が含まれており、C7レベルが残存することで肘関節の伸展が可能となる。これにより車椅子の移乗や駆動の能力が大きく向上する。
- 4. 肩関節の外転は主にC5レベル(三角筋)の機能であり、C7よりも高位の機能である。
国試ポイント
頸髄損傷のレベルと主要筋(C5:上腕二頭筋・三角筋、C6:橈側手根伸筋、C7:上腕三頭筋、C8:手指屈筋群)の対応関係を問う問題は定番である。
覚え方
C7=三つ(上腕三頭筋・肘伸展)
対になる知識
第5頸髄節(C5)が残存した場合には肩関節の外転や肘関節の屈曲(三角筋や上腕二頭筋)が保持される。これに対して第7頸髄節(C7)が残存すると、上腕三頭筋による肘関節の伸展運動が保持され、車椅子駆動や移乗動作の能力が大きく向上する。
関連知識
頸髄損傷では損傷高位によって残存する機能の限界が厳密に決まるため、各髄節のミオトーム(運動神経支配)の理解が患者の日常生活動作の自立度予測やリハビリテーション計画の立案に直結する。