透熱灸による急性炎症反応で最も遅く出現するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
膠原線維の産生は、急性炎症反応の回復期や慢性炎症において、損傷組織の修復や線維化を担うプロセスであり、炎症初期に遊離する化学伝達物質の放出や血管透過性亢進による滲出に比べて、時間的に最も遅れて出現する。
選択肢ごとの解説
- 1. ブラジキニンは血管拡張、血管透過性亢進、疼痛に関与する炎症性メディエーターであり、急性炎症の初期に比較的早く放出される。
- 2. セロトニンは肥満細胞などから放出され、血管透過性亢進や血管収縮に関与する炎症性メディエーターであり、急性炎症の初期に比較的早く放出される。
- 3. 補体は血漿タンパク質であり、炎症部位での血管透過性亢進により血管外へ滲出する。これは炎症初期の血管反応の一部であり、比較的早期に起こる。
- 4. 正解。膠原線維の産生は、損傷した組織の修復過程、すなわち炎症の終息期から回復期にかけて起こるものであり、炎症性メディエーターの放出や血管反応に比べて時間的に最も遅れて出現する。
国試ポイント
炎症反応における化学伝達物質の放出、血管反応、細胞浸潤、組織修復の時系列を理解する。
混同注意
急性炎症の初期反応(血管拡張、血管透過性亢進、化学伝達物質放出)と、後期反応や慢性炎症でみられる組織修復・リモデリングを混同しない。
次に同じ論点が出たら
炎症反応の発生から修復までの過程を時系列で考え、最も遅れて出現する現象は組織の再構築や線維化であることを判断基準とする。
覚え方
炎症反応の発生から修復までの過程を時系列で考え、最も遅れて出現する現象は組織の再構築や線維化であることを判断基準とする。
対になる知識
急性炎症の初期反応(血管拡張、血管透過性亢進、化学伝達物質放出)と、後期反応や慢性炎症でみられる組織修復・リモデリングを混同しない。
関連知識
急性炎症の五兆候(発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害)と、それぞれの原因となる化学伝達物質や病態生理を関連付けて覚える。また、線維化に関わる細胞(線維芽細胞)やサイトカイン(TGF-β)も押さえる。