足の太陰経の五兪穴で、身体が重く関節が痛む際に用いる経穴の部位はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
足の太陰脾経の五兪穴において、身体が重く関節が痛む症状(湿邪による痺証)には、原穴である太白穴が用いられます。太白穴は脾経の原穴であり、脾の運化作用を調整し、湿邪を除去することで症状を改善する効果があります。この症状は伝統的に五行穴の原穴で治療されます。
選択肢ごとの解説
- 1. この部位は足の太陰脾経の隠白穴(井穴)または大都穴(滎穴)に近い記述ですが、正確ではありません。隠白穴は爪甲根部、大都穴は第1中足指節関節の前方陥凹部です。身体の重さや関節痛に直接的に用いることは少ないです。 正しくは:足の第1指、第1中足指節関節の内側にあるのは大都穴ですが、遠位陥凹部という表現は曖昧です。隠白穴は母指内側爪甲根部、大都穴は母指中足指節関節の前内方陥凹部です。
- 2. 正解。この記述は足の太陰脾経の太白穴の部位です。太白穴は脾経の原穴であり、脾の運化作用を調整し、湿邪による身体が重く関節が痛む(痺証)際に効果的です。
- 3. この部位は足の太陰脾経の商丘穴の記述です。商丘穴は脾経の経穴であり、内果の前下方、舟状骨粗面と内果尖の中央陥凹部に位置します。主に胃腸疾患や足関節の痛み、精神疾患に用いられますが、身体の重さや関節痛の主治穴としては太白穴ほど直接的ではありません。 正しくは:この記述は脾経の商丘穴の正確な部位です。
- 4. この部位は足の陽明胃経の解谿穴(胃経の経穴)の記述です。解谿穴は足関節前内側、前脛骨筋腱内側の陥凹部、内果尖の前方に位置します。主に足関節の痛み、頭痛、顔面浮腫などに用いられ、脾経の主治とは異なります。 正しくは:この記述は足の陽明胃経の解谿穴の正確な部位です。
国試ポイント
足の太陰脾経の五兪穴の部位、特に太白穴が脾経の原穴であり、湿邪による痺証に用いられることを覚える。
混同注意
太陰脾経の各五兪穴の部位と主治症、特に原穴、絡穴、郄穴などの特殊穴との区別が混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まず『身体が重く関節が痛む』という症状から湿邪による痺証を連想し、脾経の五兪穴の中で脾の原穴である太白穴の部位を探す。
覚え方
同様の問題が出た場合は、まず『身体が重く関節が痛む』という症状から湿邪による痺証を連想し、脾経の五兪穴の中で脾の原穴である太白穴の部位を探す。
対になる知識
太陰脾経の各五兪穴の部位と主治症、特に原穴、絡穴、郄穴などの特殊穴との区別が混同しやすい。
関連知識
脾経の流注、脾の生理機能(運化、統血、昇清)、脾と関連する病証(湿邪、消化器症状、四肢倦怠感)。五行穴の基本的な主治と病証との関連性。五兪穴は井、滎、輸、経、合穴から成り立ち、それぞれ特定の病症に用いられる。