加齢に伴う身体機能の変化に関する記述で正しいのはどれか。
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正解は2番
解説
加齢に伴い、呼吸筋力の低下や胸郭・肺組織の弾力性低下(コンプライアンスの低下)が生じるため、最大吸気後に吐き出せる空気の最大量である肺活量は減少する。
選択肢ごとの解説
- 1. 加齢に伴い、平衡機能や固有感覚、視覚などの感覚入力が低下するため、静止立位での重心動揺は増加する傾向にある。
- 2. 正解。加齢に伴い、呼吸筋力の低下や胸郭・肺組織の弾力性低下(コンプライアンスの低下)が生じるため、最大吸気後に吐き出せる空気の最大量である肺活量は減少する。
- 3. 筋肉量の減少(サルコペニア)や臓器機能の低下に伴い、基礎代謝量は加齢とともに減少する。
- 4. 神経の髄鞘の変性や線維の脱落などにより、加齢に伴い末梢神経の神経伝導速度は低下する。
国試ポイント
加齢に伴う生理的変化の方向性(多くは低下・減少・増加(動揺など))を問う問題。肺活量や筋力、骨密度、神経伝導速度は低下・減少する代表例である。
覚え方
加齢で下がる:肺・骨・筋・神経(はい、こきん、しん)
対になる知識
加齢に伴い、呼吸機能の低下による肺活量の減少、筋力や骨密度の低下、神経伝導速度の遅延、基礎代謝量の低下などが生じる。これに対し、静止立位での重心動揺などは加齢とともに増加する傾向にある。
関連知識
高齢期には、フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームといった身体機能の総合的な低下への対策が極めて重要となる。呼吸器系においても、残気量の増加と肺活量の減少によって呼吸予備能が著しく低下する。