細胞間接着装置で、細胞間隙を塞いで水や分子の通過のバリアとなるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
タイト結合は、隣接する細胞膜が密着して融合することで細胞間隙を完全に塞ぎ、水溶性の物質や分子が細胞間を通過するのを物理的に遮断するバリアとして機能します。これにより、上皮組織などにおいて物質透過の厳密な制御を可能にします。
選択肢ごとの解説
- 1. 接着帯は、細胞骨格のアクチンフィラメントと連結し、細胞間の接着を強固にする役割がありますが、細胞間隙を完全に塞ぐバリア機能はありません。 正しくは:接着帯は細胞間の機械的強度を高める結合装置であり、細胞間隙を塞ぐバリア機能はない。
- 2. 正解。タイト結合は、隣接する細胞膜が密着して融合し、細胞間隙を完全に塞ぐことで、水や分子の通過を阻止するバリアとして機能します。
- 3. ギャップ結合は、コネクソンというチャネルを介して隣接細胞間で低分子物質やイオンを直接行き来させ、細胞間の情報伝達を担いますが、細胞間隙を塞ぐバリア機能はありません。 正しくは:ギャップ結合は細胞間の情報伝達(物質輸送)に関わる結合装置であり、細胞間隙を塞ぐバリア機能はない。
- 4. デスモソームは、細胞骨格の中間径フィラメントと連結し、細胞同士をスポット的に強力に接着させる役割がありますが、細胞間隙を完全に塞ぐバリア機能はありません。 正しくは:デスモソームは細胞間の機械的強度を高める結合装置であり、細胞間隙を塞ぐバリア機能はない。
国試ポイント
細胞間接着装置の種類と、それぞれの主な機能(細胞間隙を塞ぐ、機械的強度、情報伝達など)を正確に覚える。
混同注意
タイト結合と接着帯、デスモソーム、ギャップ結合の機能の違い(バリア、機械的接着、情報伝達)を混同しないように区別する。
次に同じ論点が出たら
「細胞間隙を塞いで水や分子の通過のバリアとなる」という記述があれば、物質透過の制御機能を持つタイト結合を優先して判断する。
覚え方
「細胞間隙を塞いで水や分子の通過のバリアとなる」という記述があれば、物質透過の制御機能を持つタイト結合を優先して判断する。
対になる知識
タイト結合と接着帯、デスモソーム、ギャップ結合の機能の違い(バリア、機械的接着、情報伝達)を混同しないように区別する。
関連知識
タイト結合は上皮細胞に多く見られ、物質の選択的透過を担う。例えば、消化管上皮や脳血管関門(血液脳関門)などで重要な役割を果たす。