五志と五官の対応において、口が甘い(口甜)などの症状が現れる情志はどれか。
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正解は3番
解説
口が甘い(口甜)や口淡などの味覚異常や食欲不振は脾の病変と関連し、五志では「思」と関係する。脾は口に開竅するため、思慮過度などが脾を傷ねると口周辺に症状が現れやすい。
選択肢ごとの解説
- 1. 怒りは肝に対応し、過剰になると気が上逆して頭痛やめまいを引き起こす。口が甘いなどの症状が現れるのは脾と対応する思の病証である。
- 2. 恐れは腎に対応し、気が下向して排尿障害や下痢を引き起こす。口が甘いなどの症状が現れるのは脾と対応する思の病証である。
- 3. 正解。口が甘い(口甜)や口淡などの味覚異常や食欲不振は脾の病変と関連し、五志では「思」と関係する。脾は口に開竅するため、思慮過度などが脾を傷ねると口周辺に症状が現れやすい。
- 4. 喜びは心に対応し、過度になると心を緩めて精神不安を引き起こす。口が甘いなどの症状が現れるのは脾と対応する思の病証である。
国試ポイント
五臓・五志・五官・五液の対応関係のなかで、情志の失調がどの臓腑を傷つけ、どの五官や五体に反映されるかを問う問題。
覚え方
肝・怒・目 ⇄ 心・喜・舌 ⇄ 脾・思・口 ⇄ 肺・悲憂・鼻 ⇄ 腎・恐・耳
対になる知識
恐は腎と関係し、腎は耳に開竅するため、耳聾などが現れる。 / 怒は肝と関係し、肝は目に開竅するため、目赤などが現れる。 / 思は脾と関係し、脾は口に開竅するため、口淡、口甜などが現れる。 / 悲憂は肺と関係し、肺は鼻に開竅するため、鼻閉などが現れる。 / 喜は心と関係し、心は舌に開竅するため、舌強、言語障害などが現れる。
関連知識
東洋医学では情志の過度な変化がそれぞれの臓腑の気を傷つけるとする(怒則気上、喜則気緩、悲則気消、恐則気下、思則気結)。思は脾と関係し、気結を生じて消化吸収機能に影響を及ぼす。