大腸癌について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
便潜血検査は、簡便で非侵襲的なスクリーニング検査であり、大腸癌やその前駆病変である腺腫からの出血を検出することで、早期発見・早期治療につながり、その結果として大腸癌による死亡率を減少させることが多くの大規模疫学研究で証明されています。特に免疫法による便潜血検査は感度・特異度が高く、有効なスクリーニングツールとして広く用いられています。
選択肢ごとの解説
- 1. 大腸癌の罹患率・死亡率は近年増加傾向にあります。食生活の欧米化や高齢化がその要因とされています。 正しくは:近年増加傾向である。
- 2. 正解。便潜血検査による大腸癌スクリーニングは、大腸癌による死亡率を減少させる効果が科学的に確立されています。
- 3. 大腸癌の大部分は腺癌であり、扁平上皮癌は非常に稀です。扁平上皮癌は主に食道癌や肛門管癌に見られます。 正しくは:大部分が腺癌である。
- 4. 血清CEAは進行大腸癌では高値を示すことが多いですが、早期大腸癌では陽性率が低く、早期診断には適していません。病期診断や治療効果判定、再発モニタリングに用いられます。 正しくは:血清CEAは早期診断には役立たない。
国試ポイント
大腸癌の疫学、スクリーニング、病理組織、腫瘍マーカーに関する基本的な知識を問う問題です。特に便潜血検査の意義と、CEAの診断における限界は頻出のポイントです。
混同注意
便潜血検査はあくまでスクリーニング検査であり、確定診断には内視鏡検査と生検が必要であるという点。また、CEAは病期診断や治療効果判定には有用ですが、早期診断には不向きであるという点。
次に同じ論点が出たら
大腸癌に関する問題が出題された場合、疫学、スクリーニング(特に便潜血検査の意義)、組織型、腫瘍マーカーの役割(早期診断、病期診断、治療効果判定)に着目して判断します。
覚え方
大腸癌に関する問題が出題された場合、疫学、スクリーニング(特に便潜血検査の意義)、組織型、腫瘍マーカーの役割(早期診断、病期診断、治療効果判定)に着目して判断します。
対になる知識
便潜血検査はあくまでスクリーニング検査であり、確定診断には内視鏡検査と生検が必要であるという点。また、CEAは病期診断や治療効果判定には有用ですが、早期診断には不向きであるという点。
関連知識
大腸癌の危険因子(加齢、家族歴、炎症性腸疾患、食生活など)、主な組織型(腺癌が大部分)、診断方法(便潜血、内視鏡、CT、MRI)、治療方法(手術、化学療法、放射線療法)。