義足

リハビリテーション

はじめに

義足とは、手足を失った切断者の身体機能を補い、移動能力や立位・歩行の再建を主たる目的に用いる補装具です。理学療法領域において下肢切断後のリハビリテーションで重要な役割を担います。

何を指すか

義足は、下肢の移動能力や立位・歩行の再建を主たる目的に用いる補装具であり、理学療法領域で扱われます。切断後のリハビリテーションにおいては、痛みが完全に消失するのを待つのではなく、早期から義足の適合や訓練を行うことが推奨されています。

目的と適応

義足を用いた訓練の目的は、残存筋の機能を最大限に引き出し、歩行能力や移動能力を高めることです。また、自立した日常生活を送るために、将来的な義足歩行の獲得や移動機能の再建を目指して行われます。

方法

義足の適合や訓練は、痛みが残っている場合であっても、管理と並行して早期から開始されます。また、義足の装着をスムーズに行うためには、事前の断端包帯などによる浮腫予防や、円錐形の断端を形成する物理的・形態的なアプローチが重要となります。

国家試験のポイント

国家試験では、理学療法と作業療法の役割分担がよく問われます。理学療法が下肢障害に対する義足や歩行補助、移動機器を担当し、作業療法が上肢障害に対する義手や自助具を担当するという大枠の区別が重要です。また、幻肢痛があっても早期の義足訓練を行う点や、断端包帯の目的が浮腫予防と円錐形形成である点も頻出です。

間違えやすいところ

理学療法領域で下肢の移動や歩行再建に用いる義足と、作業療法領域で上肢の機能障害を補うために用いる義手を混同しないよう注意が必要です。また、断端の物理的な痛みに起因する断端痛と、失ったはずの部位に生じる中枢性の幻肢痛の違いについても明確に区別して覚える必要があります。

義足が問われる国家試験問題(6問)

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