病気の解説

双極性障害

別名:双極症、躁うつ病、軿うつ病

まず相談する診療科精神科
関係する症状眠れない・不眠
この解説の項目6項目

受診の目安

双極性障害では、躁状態のときは気分が高まる、考えが飛ぶ、過度に自信がつく、楽観的な言動、感情の抑制が難しくなる、快楽を求めすぎるなどのことがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、精神科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

双極性障害は、躁状態とうつ状態が交互に現れる気分の病気です。躁状態が明確なⅠ型と、躁状態が軽いⅡ型に分けられます。うつ状態が主になるⅡ型が多いとされ、躁状態が現れる時期とうつ状態の時期が入れ替わることが特徴です。治療には薬物療法が中心で、気分を整える薬が使われます。診断には面談や家族情報をもとに、国際分類の基準と照らして行われます。原因ははっきりしていませんが、ストレスや脳の機能に関係する可能性があると考えられています。

主な症状

躁状態のときは気分が高まる、考えが飛ぶ、過度に自信がつく、楽観的な言動、感情の抑制が難しくなる、快楽を求めすぎるなどのことがあります。うつ状態のときは気分が沈み、楽しさを感じられず、やる気が出ない、集中力が低下する、イライラ感や自責感が強くなる、睡眠や食欲の変化がみられることがあります。躁とうつの状態が交互に現れるのが特徴です。

リスク因子

出典には、躁うつの原因は不明とあり、ストレスや心理的背景が関連することがあると記されています。

検査と診断

診断

診断は、面接での様子と家族などからの情報をもとに行います。世界保健機構のICD分類やアメリカ精神医学会のDSMの診断基準に照らして判断します。うつ状態だけでなく、躁状態の有無を見分けることが重要です。

治療

治療

治療は薬物療法が中心で、気分安定薬を使います。長年使われている炭酸リチウムが第一選択薬とされることがあります。カルバマゼピンやバルプロ酸などの薬も用いられることがあります。うつ状態のときには統合失調症の薬が使われることも増えています。生活のサポートも大切で、特に躁状態のときには周囲の理解と適切な助言が重要です。

双極性障害と関係する症状

症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。

精神科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。