病気の解説

血栓症

まず相談する診療科循環器内科
この解説の項目7項目

受診の目安

血栓症では、多くは自覚症状がないこともありますが、急性に発症すると高熱や強い腹痛を感じることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

門脈血栓症は、消化管から肝臓へ血液を運ぶ門脈の中や周囲に血栓が生じて血流が障害される病気です。最近の情報では、慢性肝疾患がある人では合併することがあるとされ、急性の発症では腹痛や高熱がみられることもあります。大切なのは、画像検査で異常が見つかったり、血液の検査で症状が示唆されることです。

主な症状

多くは自覚症状がないこともありますが、急性に発症すると高熱や強い腹痛を感じることがあります。肝硬変と関連する場合には腹水の管理が難しくなったり、静脈瘤が生じることもあります。

病態

門脈圧亢進の状態で血流が乱れ、血栓の形成や血流の停滞が起こることがあります。肝疾患の影響で血液を固める因子の働きが変化することも関係します。

検査と診断

診断

超音波やCTなどの画像検査で門脈に血栓が見つかることがあります。血液検査ではDダイマーの上昇や抗トロンビンの低下、凝固機能などの異常を調べます。

治療

治療

発症直後の急性期と慢性期で治療方針を分けて考えます。急性期では外科的手技やカテーテル治療で血栓を取り除く治療が選択されることがあります。肝硬変がある場合は抗凝固薬の投与を検討することがありますが、出血リスクにも注意します。診断後は腹部エコーや造影CTで経過を見つつ、止血機能も測定します。

経過と生活

予防

門脈血栓症の早期発見のため、慢性的な肝臓病や膵疾患の患者さんで急激な腹痛が起こった場合には腹部エコー検査を行うことがあります。

循環器内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。