足の少陰腎経と表裏をなす経脈の属する臓腑の生理作用として正しいのはどれか。
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正解は4番
解説
足の少陰腎経と表裏関係をなすのは足の太陽膀胱経であり、その属する臓腑は膀胱である。東洋医学において、膀胱は水液を一時的に貯留し、気化作用を利用して体外へ排泄する生理機能を持っている。したがって「貯尿と排尿を主る」が膀胱の正しい生理作用となる。
選択肢ごとの解説
- 1. これは胃の生理作用である。胃は飲食物を受納して一時的に貯留し、それを腐熟して初期の消化を行う臓腑であり、膀胱の働きではない。
- 2. これは大腸の生理作用である。大腸は伝導を主って糟粕を体外へ排泄する通路であり、膀胱の貯尿・排尿機能とは異なる。
- 3. 小腸の生理作用である。小腸は胃から送られてきた飲食物を受け止めてさらに消化し、清濁を分別する。
- 4. 正解。足の少陰腎経と表裏関係をなすのは足の太陽膀胱経であり、その属する臓腑は膀胱である。東洋医学において、膀胱は水液を一時的に貯留し、気化作用を利用して体外へ排泄する生理機能を持っている。したがって「貯尿と排尿を主る」が膀胱の正しい生理作用となる。
国試ポイント
五臓六腑の表裏関係(肝-胆、心-小腸、脾-胃、肺-大腸、腎-膀胱)と、それぞれの六腑が持つ固有の生理作用の組み合わせが問われる。
覚え方
腎の相方は膀胱。おしっこを溜めて出す(貯尿・排尿)。
対になる知識
五臓と表裏関係にある六腑の生理作用の組み合わせは以下の通りである。肝と表裏の胆は決断を主り、心と表裏的小腸は受盛と化物を主り、脾と表裏の胃は受納と腐熟を主り、肺と表裏の大腸は降濁と伝導を主り、腎と表裏の膀胱は津液を貯留して排尿する貯尿と排尿を主る。
関連知識
膀胱の貯尿および排尿機能は、下焦にある腎の気化作用(温煦と気化)に深く依存している。腎陽が不足すると膀胱の固摂作用が失われ、尿失禁、夜尿症、頻尿などが生じ、逆に気化不利が起きれば尿閉や排尿困難を引き起こすため、泌尿生殖系の疾患では腎と膀胱を合わせて考察する。