COPD(慢性閉塞性肺疾患)に特徴的な臨床症状はどれか。
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正解は2番
解説
COPDは有害物質の長期吸入により生じる進行性の気流閉塞を特徴とする疾患であり、肺の過膨張や換気効率の低下から、特に運動時などの労作時に呼吸困難が増悪することが典型的である。
選択肢ごとの解説
- 1. 起坐呼吸は横になることで呼吸困難が悪化し、上体を起こすと楽になる症状であり、主に左心不全などの心疾患で顕著にみられる。
- 2. 正解。COPDは有害物質の長期吸入により生じる進行性の気流閉塞を特徴とする疾患であり、肺の過膨張や換気効率の低下から、特に運動時などの労作時に呼吸困難が増悪することが典型的である。
- 3. 間歇性跛行は歩行時に下肢の筋肉に痛みやしびれが生じ、休息により軽快する症状であり、閉塞性動脈硬化症などの末梢血管障害に特徴的である。
- 4. 突発性胸痛は狭心症や心筋梗塞、あるいは自然気胸などでみられる主症状であり、COPD自体の典型的な直接症状ではない。
国試ポイント
COPDの代表的な臨床症状である「労作時呼吸困難」や、肺機能検査での「1秒量低下(閉塞性換気障害)」のセットで問われることが多い。
覚え方
COPD ⇄ 喫煙が主因 ⇄ 気流閉塞 ⇄ 労作時呼吸困難
対になる知識
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は肺気腫と慢性気管支炎を包括し、不可逆的な気流閉塞に伴う「労作時呼吸困難」を臨床症状の主徴とする。これに対し、心不全などでみられる起坐呼吸や発作性の夜間呼吸困難とは病態が異なる。
関連知識
COPDは喫煙などの有害物質の吸入によって生じる肺の炎症性疾患であり、スパイロメトリーによる1秒率70%未満の閉塞性換気障害の確認が診断に必須である。全身性の炎症や骨格筋萎縮を伴うことも多い。