閉塞性換気障害

病理学

はじめに

閉塞性換気障害とは、気道が狭くなることで息を吐き出す速度が著しく低下する呼吸機能異常のことです。主に気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患でみられる病態で、呼吸機能検査による評価が不可欠となります。

何を指すか

閉塞性換気障害は、気道が狭小化して空気の流れが悪くなり、息をスムーズに吐き出しにくくなる障害を指します。呼吸機能検査であるスパイロメトリーを用いて評価され、1秒率の低下が特徴的な所見となります。

病態と機序

気道の慢性的な炎症や狭窄、気管支平滑筋の収縮などにより気道抵抗が増大し、気流制限が生じることでこの障害が引き起こされます。特に気管支喘息では、副交感神経の緊張が優位になる夜間から明け方に発作や気道狭窄が生じやすくなります。

分類と所見

換気障害の分類としては、気道狭窄を主因とする閉塞性換気障害のほかに、肺のコンプライアンス低下による拘束性換気障害があります。閉塞性換気障害の診断には1秒率が70パーセント未満に低下することが指標として用いられます。

国家試験のポイント

国家試験では、閉塞性換気障害を示す代表的な疾患として慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息を問う問題が頻出します。また、拘束性換気障害を示す疾患との組み合わせや、1秒率の低下という検査所見が繰り返し問われます。

間違えやすいところ

肺線維症や間質性肺炎、胸水貯留などでみられる拘束性換気障害と混同しやすい点に注意が必要です。拘束性換気障害は肺が硬くなることで肺活量が低下する病態であり、気道狭窄を主徴とする閉塞性換気障害とは区別して覚える必要があります。

閉塞性換気障害が問われる国家試験問題(8問)

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