気管支喘息

疾患

はじめに

気管支喘息は、アレルギー等による慢性の気道炎症により、気道が狭くなって発作的な呼吸困難や喘鳴を繰り返す疾患です。呼吸機能検査では閉塞性換気障害を示し、発作の予防と適切な管理が重要となります。

どんな病気か

気管支喘息は、アレルギーなどを背景に気道が常に炎症を起こして敏感になっている状態で、小児から成人まで幅広く発症します。気道が狭くなることで空気の流れが悪くなり、さまざまな発作症状を繰り返すのが特徴です。

原因と病態

I型アレルギーや気道過敏性の亢進が関与する慢性の気道炎症性疾患です。副交感神経の緊張が優位になる夜間から明け方に気管支平滑筋の収縮や気道狭窄が生じやすくなります。

症状

発作時には激しい咳や呼吸困難が生じます。特に空気を吐き出す際に気道が閉塞しやすいため呼気相が延長し、ゼーゼーやヒューヒューといった喘鳴が聴取されるのが大きな特徴です。

検査・診断

診断や病態の評価には呼吸機能検査が行われ、1秒量や1秒率の低下といった閉塞性換気障害を確認します。また、血液検査では好酸球の増加や血清IgE値の上昇が認められることが多いです。

治療と対応

治療としては、慢性的な気道炎症を抑えるための吸入ステロイド薬を用いた長期管理が根幹となります。発作時には、気管支平滑筋を弛緩させる短時間作用型β2刺激薬の吸入などで症状の改善を図ります。

国家試験のポイント

国家試験では、閉塞性換気障害を示す代表的な疾患として慢性閉塞性肺疾患とともに問われます。また、1秒率の低下や呼気延長、発作が夜間から早朝に好発する点、好酸球増加などの知識が頻出です。

間違えやすいところ

肺の線維化により肺活量が低下する間質性肺炎などの「拘束性換気障害」と混同されやすいため、気道が狭くなって1秒率が低下する「閉塞性換気障害」を示す疾患である点を明確に区別して覚える必要があります。

気管支喘息が問われる国家試験問題(11問)

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