脾胃の運化失調などにより津液が停滞し、水湿が体内に留まることで生じやすい症状はどれか。
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正解は1番
解説
脾は水湿の運化を主っており、機能が失調して津液が停滞すると、清濁の分別ができなくなり水分が腸管に漏れ出して下痢を引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。脾は水湿の運化を主っており、機能が失調して津液が停滞すると、清濁の分別ができなくなり水分が腸管に漏れ出して下痢を引き起こす。
- 2. 皮膚乾燥は血虚や津液不足などにより組織が潤いを失うために生じる症状であり、水湿停滞ではない。
- 3. 便秘は腸道の津液不足による腸燥や、気滞による大腸の伝化失調などによって生じることが多い。
- 4. 口渇は津液の不足である津液虚損によって生じる症状であり、本問の津液停滞とは病態が異なる。
国試ポイント
津液の過不足・停滞(水湿・痰飲など)が引き起こす具体的な臨床症状の区別が問われる。
覚え方
津液停滞 ⇄ 水湿・下痢・浮腫
対になる知識
津液が不足すると口渇、皮膚乾燥、便秘、舌質紅・少苔などの乾燥症状が現れる。これに対し、津液が停滞して水湿が体内に留まると、浮腫、下痢、痰飲、帯下過多などの停滞症状が生じる。
関連知識
脾は水湿の運化を主る中心的臓腑であるため、脾の機能が低下する脾虚におちいると水湿の代謝が滞り、下痢やむくみなどの水分停滞に起因する多彩な病証が現れやすくなる。東洋医学では脾は湿を嫌う性質があるとされ、外湿の侵入や飲食不節によっても容易に運化機能が障害され、内湿を生じて痰飲や重だるさなどの症状を併発することが多い。