気道が狭くなることで空気の流れが悪くなり、閉塞性換気障害を呈する疾患はどれか。
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正解は3番
解説
気管支喘息は、気道の慢性炎症と狭窄により空気の流れ(呼気流速)が悪くなるため、閉塞性換気障害を呈する疾患である。閉塞性換気障害の指標には1秒率(FEV1/FVC)の低下が用いられる。
選択肢ごとの解説
- 1. 重症筋無力症は呼吸筋の筋力低下により胸郭の膨らみが制限されるため、拘束性換気障害を呈する。
- 2. 肺線維症は肺実質の線維化により肺が十分に膨らまなくなるため、拘束性換気障害(肺活量の低下)を呈する。
- 3. 正解。気管支喘息は、気道の慢性炎症と狭窄により空気の流れ(呼気流速)が悪くなるため、閉塞性換気障害を呈する疾患である。閉塞性換気障害の指標には1秒率(FEV1/FVC)の低下が用いられる。
- 4. 脊柱側弯症は胸郭の骨格変形により肺の容積が制限されるため、拘束性換気障害を呈する。
国試ポイント
換気障害の分類と代表的疾患の組み合わせ(閉塞性=気管支喘息・COPD、拘束性=肺線維症・胸郭変形・呼吸筋麻痺)は頻出である。
覚え方
閉塞性(気道が狭い)=喘息・COPD ⇄ 拘束性(肺が膨らまない)=肺線維症・胸郭変形
対になる知識
呼吸機能検査における換気障害は、気道が狭小化して呼気流速が低下する閉塞性換気障害と、肺の拡張障害や胸郭の運動制限により肺活量が減少する拘束性換気障害に大別される。閉塞性障害の代表例として気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)が挙げられる一方、拘束性障害の代表例としては肺線維症や間質性肺炎、脊柱側弯症などの疾患が挙げられるため、両者を対比して覚えることが重要である。
関連知識
換気機能検査(スパイロメトリー)では、努力性肺活量(FVC)や1秒量(FEV1.0)を測定して病態を評価する。閉塞性換気障害では、1秒間に吐き出せる割合を示す1秒率(FEV1.0/FVC)が70%未満に低下するのが特徴である。これに対し、拘束性換気障害では1秒率は正常またはむしろ上昇するが、予測肺活量に対する割合である%肺活量が80%未満に低下するという鑑別上の重要な違いがある。