肺線維症でみられる呼吸機能異常はどれか。
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正解は4番
解説
肺線維症は間質性肺炎の進展により肺実質が線維化し硬化する疾患である。肺が十分に膨らまなくなるため、肺活量や全肺気量が低下する拘束性換気障害を呈する。
選択肢ごとの解説
- 1. 気道抵抗の増大は閉塞性換気障害の特徴であり、肺線維症などの拘束性換気障害では通常正常かむしろ低下する。
- 2. 1秒率(FEV1.0%)の低下は閉塞性換気障害の指標であり、拘束性換気障害では正常または高値を示す。
- 3. 閉塞性換気障害は気道の狭窄により空気の流れが悪くなる病態であり、気管支喘息やCOPDなどでみられる。
- 4. 正解。肺線維症は間質性肺炎の進展により肺実質が線維化し硬化する疾患である。肺が十分に膨らまなくなるため、肺活量や全肺気量が低下する拘束性換気障害を呈する。
国試ポイント
疾患名と換気障害の種類の組み合わせ(肺線維症=拘束性、COPD・気管支喘息=閉塞性)は頻出である。
覚え方
「肺が硬い線維症=膨らまない(拘束)」と覚える。
対になる知識
拘束性換気障害を呈する代表的な疾患には肺線維症や間質性肺炎、胸郭変形、脊髄損傷などの呼吸筋麻痺が含まれる。これに対し、閉塞性換気障害を呈する代表的な疾患には気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)があり、いずれも呼吸機能検査で鑑別される。
関連知識
呼吸機能検査において、拘束性換気障害の確定診断には肺活量の著明な低下(%肺活量80%未満)を用い、閉塞性換気障害の診断には1秒率の低下(1秒率70%未満)を用いる。肺線維症では全肺気量や肺活量が低下し、一酸化炭素拡散能(DLco)も低下するのが特徴である。