難聴

臨床医学

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はじめに

難聴は、耳の聞こえが低下した状態を指し、メニエール病やラムゼイハント症候群などの様々な疾患の主症状として現れます。東洋医学においては、経脈の病証としても現れることがあり、臨床上重要な症状の一つです。

何を指すか

難聴は、内耳の内リンパ水腫を病態とするメニエール病において、変動性の難聴や耳鳴り、耳閉感を伴う三主徴の一つとして現れます。また、帯状疱疹ウイルスによる膝神経節の炎症が原因となるラムゼイハント症候群では、顔面神経麻痺や外耳孔の水疱とともに難聴を伴います。さらに、手の太陽小腸経や手の少陽三焦経の経脈病証においても、耳鳴りや難聴が主症状の一つとして現れることがあります。

国家試験のポイント

国家試験では、内リンパ水腫、回転性めまい、難聴、耳鳴りをキーワードにメニエール病を導けるかどうかが問われます。また、外耳孔の水疱、難聴、顔面神経麻痺が揃った場合にラムゼイハント症候群を即座に判断できるかや、肩甲部痛や頸項部痛の組み合わせから手の太陽小腸経の病証を見抜くポイントが問われます。

間違えやすいところ

めまいを伴う疾患の鑑別において、メニエール病は感音難聴を伴いグリセロール検査が陽性となるのに対し、良性発作性頭位めまい症は耳鳴りや聴力障害を伴わない点に注意が必要です。また、顔面神経麻痺を伴う疾患でも、特発性顔面神経麻痺であるベル麻痺は聴力障害を伴わないため、難聴や水疱を伴うラムゼイハント症候群との区別が重要となります。

難聴が問われる国家試験問題(4問)

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