病気の解説
橈骨遠位端骨折
受診の目安
橈骨遠位端骨折では、骨折では痛みと腫れが現れ、手首の背側が曲がって見えることや転位の形がみられることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
橈骨遠位端骨折は、手首の近くの橈骨の先の骨折です。症状には痛みや腫れ、手首の圧痛があります。重い衝撃が原因になることがあり、手首の転位や変形が見られることもあります。手関節の状態により、合併症として神経の障害や長引く痛み・変形、関節の不安定さが起こる可能性があります。
主な症状
骨折では痛みと腫れが現れ、手首の背側が曲がって見えることや転位の形がみられることがあります。正中神経の障害があると、示指の先端のしびれや親指から小指をつまむ力が弱くなることがあります。
検査と診断
診断
診断には前後と側面のX線画像が用いられます。診察では痛みや腫れ、圧痛に加えて、手首の背側の屈曲や転位があるかを確認します。時には関節内の骨折を見つけるためにCTが必要になることがあります。X線では橈骨遠位部の連続性の不連続部や密度の変化、関節面のズレが示されることがあります。
治療
治療
治療は非観血的な整復が基本となることが多く、必要に応じて観血的方法で整復します。手首を15~30度伸展させた状態で掌側副子やシュガートング副子で固定します。非観血的整復で疼痛管理にはオピオイド鎮痛薬や血腫内麻酔の浸潤が救急部門で行われることがあります。術後は1週間以内に整形外科でフォローアップします。
整形外科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSDマニュアルプロフェッショナル版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。