病気の解説

ネフローゼ症候群

ねふろーぜしょうこうぐん

別名:ネフローゼ

まず相談する診療科腎臓内科泌尿器科
関係する症状むくみ・浮腫
この解説の項目6項目

受診の目安

ネフローゼ症候群では、食欲不振、全身のだるさ、まぶたや体の他の部分のむくみ、腹痛、尿の泡立ちが含まれます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、腎臓内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

ネフローゼ症候群は、腎臓の糸球体が傷つくことによって発生する病気です。原発性と二次性に分かれ、原発性は腎臓から直接発生し、二次性は他の病気が原因で起こります。小児に多い微小変化群や、糖尿病、全身性エリテマトーデス、特定のウイルス感染症などが二次性の原因としてよく見られます。

主な症状

ネフローゼ症候群の初期症状には、食欲不振、全身のだるさ、まぶたや体の他の部分のむくみ、腹痛、尿の泡立ちが含まれます。また、腹部に体液がたまる腹水や、肺の周囲に体液がたまる胸水によって息切れが起こることもあります。特に小児では、起立時に血圧が大きく低下することがあるため注意が必要です。

原因

ネフローゼ症候群の原因は多岐にわたります。原発性のものとしては、先天性や微小変化型腎症があり、二次性のものとしては糖尿病、全身性エリテマトーデス、悪性腫瘍、特定のウイルス感染、アレルギー反応などが挙げられます。また、特定の薬剤や違法薬物も原因となることがあります。

検査と診断

診断

ネフローゼ症候群の診断は、症状や身体所見、尿検査や血液検査の結果に基づいて行われます。尿中のタンパク質の量を測定するために、24時間尿を採取する方法が一般的ですが、無作為に採取した尿でもタンパク質の濃度を推定することができます。血液検査では、アルブミンの濃度が低下し、脂質の濃度が高くなることが特徴です。

治療

治療

ネフローゼ症候群の治療は、原因に応じた特別な治療が行われます。感染症が原因の場合はその治療を行い、がんが原因の場合はがんの治療を行います。また、ACE阻害薬やARBなどの薬剤が使用され、症状の改善が期待されます。食事管理や生活習慣の見直しも重要です。

ネフローゼ症候群と関係する症状

症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。

腎臓内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。