病気の解説
帝王切開
別名:死戦期帝王切開
緊急性の高い症状
出産後1年ほどの間に、治まらない・悪化する頭痛、めまいや失神、見え方の変化、38.0℃以上の発熱、顔や手の強いむくみ、息苦しさ、胸の痛みや動悸、強い吐き気・嘔吐、治まらない強い腹痛、性器からの出血やおりものの異常、片方の足や腕の強い腫れ・赤み・痛み、ひどい疲労感、自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそうな考えがあるときは、すぐに受診してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
帝王切開は、お腹と子宮を切開して赤ちゃんを出産する手術です。経腟分娩より回復に時間がかかり、感染、出血、足や肺の血栓などの合併症が起こることがあります。症状だけで原因は判断できないため、産後に気になる変化があれば出産した医療機関(産婦人科)に連絡してください。
産後の相談の目安:発熱、傷の痛みや腫れが強くなる、出血やおりものが気になる、といった変化があれば、出産した医療機関に相談してください。
次の妊娠:帝王切開の経験は次の妊娠・出産の進め方に関わるため、次に妊娠したときは産婦人科で必ず伝えてください。
出典:MedlinePlus「Cesarean Section」、CDC「Urgent Maternal Warning Signs」
基本
概要
帝王切開は、母親の腹部と子宮を切開して胎児を外科的に取り出す手術です。アメリカでは、分娩の30%以上が帝王切開で行われています。この手術は、母体や胎児の安全を考慮して行われることが多いです。
原因
帝王切開が行われる理由はいくつかあります。例えば、分娩が遅れている場合や、胎児の姿勢が異常である場合(骨盤位など)、胎児の心拍数に異常が見られる場合、性器出血が多く胎盤が早期に剥がれる疑いがある場合、胎盤が子宮頸部を覆っている場合などです。これらの状況では、経腟分娩よりも帝王切開の方が安全と考えられます。
検査と診断
検査
帝王切開を行う前には、医師が妊婦の状態や胎児の健康を確認するための検査を行います。これには、超音波検査や心拍数のモニタリングが含まれることがあります。これらの検査によって、帝王切開が必要かどうかを判断します。
治療
治療
帝王切開は、産科医、麻酔医、看護師が協力して行います。手術中には麻酔薬や静脈内注射薬、抗菌薬の投与、場合によっては輸血が行われ、安全に手術が進められます。切開方法には、子宮の下部を切開する方法と上部を切開する方法があります。下部の切開は出血が少なく、傷の治癒も良好です。上部の切開は特定のリスクがある場合に行われます。
産婦人科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:MedlinePlus「Cesarean Section」 / CDC「Urgent Maternal Warning Signs」(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。