呼吸機能検査において、気道の狭窄や閉塞により1秒率が低下する閉塞性換気障害を示す疾患はどれか。
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正解は3番
解説
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙などを主因として進行性の気流閉塞を生じる疾患であり、1秒量および1秒率が低下する「閉塞性換気障害」を示す。気管支喘息も同様に閉塞性換気障害を示す。
選択肢ごとの解説
- 1. 間質性肺炎は、肺の膨らみが悪くなる「拘束性換気障害」を示す疾患であり、閉塞性ではない。
- 2. 胸水貯留は、肺の拡張が妨げられることで「拘束性換気障害」を示す病態であり、閉塞性ではない。
- 3. 正解。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙などを主因として進行性の気流閉塞を生じる疾患であり、1秒量および1秒率が低下する「閉塞性換気障害」を示す。気管支喘息も同様に閉塞性換気障害を示す。
- 4. 肺線維症は、肺の弾性低下により「拘束性換気障害」を示す疾患であり、閉塞性ではない。
国試ポイント
換気障害の分類として、気道狭窄による「閉塞性(1秒率低下:COPD、気管支喘息)」と、肺のコンプライアンス低下による「拘束性(%肺活量低下:間質性肺炎、肺線維症)」を確実に区別すること。
覚え方
閉塞性=吐けない(COPD・喘息) ⇄ 拘束性=吸えない(間質性肺炎・線維症)
対になる知識
呼吸機能検査における換気障害は、閉塞性換気障害と拘束性換気障害に分類される。閉塞性換気障害を示す疾患には慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息があり、1秒率の低下が特徴である。対して、拘束性換気障害を示す疾患には間質性肺炎や肺線維症、胸水貯留があり、肺活量の低下が特徴となる。
関連知識
呼吸機能検査では、肺活量(VC)、努力性肺活量(FVC)、1秒量(FEV1)、1秒率(FEV1/FVC)などが測定される。 / 閉塞性換気障害は、気道が狭くなることで息を吐き出しにくくなる障害である。 / 拘束性換気障害は、肺が硬くなるなどして肺が膨らみにくくなる障害である。