関節リウマチ

疾患

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はじめに

関節リウマチは、全身の滑膜に慢性的な炎症が生じることで関節の破壊や特異的な変形を引き起こす自己免疫疾患です。手の小関節を中心に左右対称性の炎症が起こり、進行すると関節機能が著しく低下します。

どんな病気か

関節リウマチは全身の滑膜炎を特徴とする自己免疫疾患であり、橋本病やバセドウ病などと同様に女性に圧倒的に多い発症傾向がみられます。手の小関節や手関節などに好発し、慢性的な経過をたどります。

原因と病態

原因として免疫システムの異常が関与しており、全身の滑膜に慢性的な炎症が生じることで周囲の軟骨や骨が破壊されます。また、慢性炎症に続発して異常蛋白であるアミロイドが組織に沈着するアミロイドーシスを合併することもあります。

症状

手関節や手の小関節に左右対称性の滑膜炎が生じ、手指にはMP関節の尺側偏位、スワンネック変形、ボタン穴変形、母指のZ変形などの特徴的な変形が現れます。また、頸椎の滑膜病変や靭帯の弛緩により環軸関節亜脱臼を合併し、進行すると四肢のしびれや麻痺を引き起こす危険性があります。

治療と対応

治療にはメトトレキサートなどの抗リウマチ薬や生物学的製剤が用いられます。鍼灸治療は、痛みの緩和や関節周囲の筋緊張改善を目的として補助的に行われますが、環軸関節亜脱臼を有する患者に対しては頭頸部の過度な屈曲操作や徒手療法は絶対的な禁忌となります。

国家試験のポイント

国家試験では、変形性関節症とのX線所見や手指変形の区別が頻出です。関節リウマチのX線所見である骨びらんや骨粗鬆症、および環軸関節亜脱臼や手指の尺側偏位などの特有の合併症を正確に理解することが重要となります。

間違えやすいところ

変形性関節症にみられるヘバーデン結節やブシャール結節、骨棘形成、軟骨下骨硬化と、関節リウマチにみられるスワンネック変形、ボタン穴変形、骨びらん、骨粗鬆症を混同しないように注意が必要です。

関節リウマチが問われる国家試験問題(11問)

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