病気の解説

パーキンソン病

別名:パーキンソン氏病

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受診の目安

パーキンソン病では、初期には、振戦(ふるえ)や筋肉のこわばり、動きが遅くなるといったことが現れます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

パーキンソン病は、神経細胞に蓄積するシヌクレインというタンパク質がレビー小体を作ることで、脳の機能が少しずつ妨げられる病気です。レビー小体は脳のいくつかの部位に現れ、アルツハイマー病など他の病気と関連づけられることもあるとされています。診断や治療の方針は、医師の評価や症状の経過をもとに決まります。

主な症状

初期には、振戦(ふるえ)や筋肉のこわばり、動きが遅くなるといったことが現れます。振戦は安静時に起こり、片方の手から始まって徐々に広がることがあります。こわばりは歯車のように動き始め止まるように感じられることがあります。典型的な症状として、動作が遅い・特徴的な振戦・筋肉の硬直・レボドパに反応してみられる改善が挙げられます。なお、振戦が現れない人もいます。

検査と診断

診断

パーキンソン病の診断には、医師の評価や場合によってはCTやMRI検査、レボドパを投与して症状が改善するかを確かめることがあります。SPECTやPET検査も可能ですが、現状では鑑別には限界があるとされ、診断がはっきりしない場合には治療薬の反応を見ることもあります。

治療

治療

治療の中心はレボドパとカルビドパの組み合わせで、これが日常生活を支える薬として重要です。レボドパ以外の薬もあり、個々の状況で組み合わせて使われます。運動機能の改善を目的とした理学療法や作業療法も行われます。薬の副作用には注意が必要で、主治医の指示に従い、急に薬を中止しないことが大切です。場合によっては手術的治療として脳深部刺激療法が検討されることもあります。

使われる薬

レボドパ/カルビドパが治療の中心になります。ドパミン作動薬としてプラミペキソールやロピニロール、アポモルヒネ、ロチゴチンなども使用されます。副作用として眠気や立ちくらみ、幻覚、強迫的な行動などが現れることがあり、使用中止の判断は医師の指示に従います。早期の段階ではレボドパと併用してこれら薬剤を使うことがあります。

経過と生活

経過・予後

治療には継続的な管理が必要で、症状は長期にわたり変化することがあります。

脳神経内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。