病気の解説

変形性股関節症

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受診の目安

変形性股関節症では、股関節の痛みと機能障害を引き起こす病気です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、整形外科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

変形性股関節症は、股関節の痛みと機能障害を引き起こす病気です。主な症状として、立ち上がりや歩き始めに痛みが現れ、進行すると痛みが強くなり夜間痛や持続痛になることがあります。日常生活では靴下をはくのが難しくなるなど、動作の制限が生じます。股関節は荷重がかかる部位の痛みが出やすく、階段の昇降や車・バスの乗り降りにも不便を感じることがあります。

原因

多くの女性にみられ、原因として発育性股関節形成不全の後遺症や子供の頃の病気・発育障害の後遺症が挙げられます。高齢化社会では、特定の病気がなくても年齢とともに発症することがあります。

検査と診断

診断

診断は、症状を確認したうえで単純X線写真を用いて確定します。初期の関節症では関節がやせたり変形して見えることがあり、進行すると関節の隙間が狭くなり軟骨が薄くなること(軟骨の薄さ)や軟骨下骨の硬化がみられます。さらに進行すると骨棘や骨嚢胞ができることがあります。最終的には荷重部の軟骨が消失し、軟骨下骨が露出します。問診・診察とX線を組み合わせて診断し、必要に応じてCTやMRIを行います。

治療

治療

保存療法としては、痛みを悪化させない使い方を日常生活と合わせて工夫することが大切です。痛み止めの薬は必要なときに使う場合があります。過体重がある場合は減量を検討します。杖の使用も勧められることがあります。運動療法として水中歩行や水泳を週2〜3回行うと良いとされています。運動療法は痛みを誘発する可能性があるため、無理なく徐々に行うことがポイントです。痛みが強く保存療法で改善しない場合には手術療法を検討します。初期には自分の骨を活かす骨切り術、進行すると人工股関節置換術が適応となる場合があります。

整形外科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: 日本整形外科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。