病気の解説
椎間板ヘルニア
別名:腰椎椎間板ヘルニア
受診の目安
椎間板ヘルニアでは、痛みは神経の通り道に沿って広がる放散痛として感じられることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
椎間板ヘルニアは、背骨の椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫することで痛みやしびれが起こる状態です。痛みの場所は、どの椎間板が影響を受け、どの神経根に影響しているかによって異なります。腰のヘルニアなら坐骨神経痛が、首のヘルニアなら腕や手へ放散する痛みが起こることがあります。痛みは軽いものから強いものまであり、せきやくしゃみ、前かがみなどで悪化することがあります。神経根が圧迫されると、しびれや筋力低下が生じることもあります。
主な症状
痛みは神経の通り道に沿って広がる放散痛として感じられることがあります。痛みの程度はさまざまで、動かすと痛みが強くなることがあります。しびれや筋力低下が起こる場合もあります。
検査と診断
診断
診断には画像検査が用いられ、MRI検査やCT検査が椎間板ヘルニアの原因と位置を特定するのに役立ちます。場合により脊髄造影CT検査が行われることもあります。神経伝導検査や筋電図検査などの電気診断検査は、影響を受けている神経根を特定するのに役立つことがあります。
治療
治療
治療としては痛みを緩和する対策がとられ、場合によっては手術が検討されることがあります。椎間板ヘルニアは時間とともに縮小する傾向があり、治療法にかかわらず症状が軽減していくことがあります。腰痛の多くは、原因に関係なく、通常は6週間以内に回復します。
経過と生活
予防
必ずしも予防できるわけではありませんが、発生リスクを減らす方法として、定期的な運動、健康的な体重維持、良い姿勢、適切な持ち上げ方などが挙げられています。有酸素運動、筋力強化、ストレッチ運動が役に立ち、腰痛が悪化する運動は中止します。水泳やウォーキングなどが推奨され、腹部・臀部・背中の筋肉を強化・ストレッチする運動が脊椎の安定化に役立つとされています。
椎間板ヘルニアと関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
整形外科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。