病気の解説

脳性麻痺

別名:脳性まひ、脳性マヒ、脳性小児麻痺

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受診の目安

脳性麻痺では、さまざまで、手足の動きがぎこちしかったり、関節が曲がって動きづらく補助具が必要になることもあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、小児科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

脳性麻痺は、脳の形成異常や脳損傷が原因で起こる障害です。出生の直前・最中・直後に問題が生じることがあり、早産や新生児の病気・脱水・頭部への損傷なども関係します。妊娠中の感染症や高ビリルビン血症が関係することもあります。遺伝的な要因で脳の発達が影響する場合もあります。

主な症状

症状はさまざまで、手足の動きがぎこちしかったり、関節が曲がって動きづらく補助具が必要になることもあります。脳の問題の影響で知的障害・行動・視覚・難聴・言語・発話・けいれん・体のサポートが必要になる場合もあります。主な4つの病型として、けい直型・ジスキネジア型・失調型・混合型があります。視線の問題(斜視)を伴うこともあります。

検査と診断

診断

診断には脳の画像検査や血液検査が含まれ、必要に応じてMRIや超音波検査を行います。生後間もなくは分かりにくいですが、成長とともに発達の遅れなどが目立つことがあります。医師は脳性麻痺の有無をMRIの所見と診察で判断します。3歳以上ではCTやMRIを用いることがあります。

治療

治療

治癒は難しい病気ですが、理学療法・作業療法・言語療法などのリハビリや、歯列矯正具、ボツリヌス毒素などの薬、手術が行われることがあります。早期のリハビリは効果が高いことがあり、日常生活を自立できるようにサポートします。用途に応じて、非麻痺側の手を使う練習の療法が役立つこともあります。

経過と生活

予防

早産が予想される場合には妊娠中にコルチコステロイドと硫酸マグネシウムを使うことがあります。新生児にはカフェインを投与することや、低体温療法(冷却ブランケット)を使うことがあり、これらは脳性麻痺の予防・軽減に役立つとされています。分娩前後の酸素不足や血流不足を避けるための対応がとられます。

経過・予後

予後は病型と重さで異なります。多くの子どもは成人になるまで生存しますが、重い場合は生活の自立や食事などが難しくなることがあります。適切な治療と訓練を受けた子どもは、日常生活をほぼ普通に送れることもあります。

小児科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。