病気の解説

依存症

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受診の目安

依存症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、精神科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

依存症は、物質の使用により問題が生じているにもかかわらず、使用を続ける行動パターンがみられる状態を指します。出典には、アルコールや使用薬の種類などが、物質関連症の典型的な原因として挙げられています。違法薬物の使用が必ずしも物質使用症を伴うわけではない一方、アルコールや処方薬などの合法物質も関与する可能性があります。

主な症状

物質使用症は、使用をコントロールできない、社会的な義務を果たす能力が損なわれる、身体的に危険な状況で使用する、使用または依存の徴候が認められる、といった基準のうち2つ以上が12カ月の間にみられると診断されます。耐性や離脱症状が現れることもあります。離脱症状は物質の種類や使用期間によって異なり、重篤になることもあります。

病態

物質使用症の進行は、試してみることから始まり、時に頻繁な使用へと進みます。その過程は薬物や使用者、状況の相互作用によって異なるとされます。

リスク因子

出典には、家族歴、外傷への曝露、その他の精神健康状態、早期の行動障害など、危険因子として挙げられています。特にオピオイドの処方や社会的要因が関係するケースもあるとされています。

検査と診断

検査

医師の評価や必要に応じて血液・尿・毛髪検査、身体診察が行われることがあります。注射痕や皮膚所見、肝機能障害を示す徴候などが観察されることがあります。

診断

物質使用症は、4つのカテゴリーに分類される診断基準のうち2つ以上が12カ月の期間に該当することで診断されると説明されています。

治療

治療

治療は物質の種類や状況によって異なりますが、一般的にはカウンセリングを含む治療が行われ、家族のサポートや支援団体の援助を得て、薬物の使用をやめた状態を維持することを目指します。被害低減プログラムや教育、カウンセリングの提供も行われています。

経過と生活

合併症

離脱症状が生じるときには、不快な身体的影響が現れることがあり、場合によっては救急治療が必要になることがあります。感染症のリスク低減の観点からも、注射針の再使用を避ける取り組みが重要とされています。

予防

危険因子の早期発見と管理、定期的なスクリーニング、年齢に応じた予防戦略が推奨されています。特にオピオイドが処方されている場合には過量投与のリスク教育や、リスクが高い場合の薬物療法的介入が検討されることがあります。

経過・予後

物質使用症の進行は個人差が大きく、試みから頻繁な使用・依存へと進む過程が人や状況により異なります。

精神科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。