病気の解説

自閉スペクトラム症

別名:ASD、自閉スペクトラム、自閉症スペクトラム、自閉症スペクトラム障害

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受診の目安

自閉スペクトラム症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、精神科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

自閉スペクトラム症は、社会的なコミュニケーションや対人関係の困難、限られた反復する行動や興味の特徴を持つ発達障害です。症状には個人差があり、軽いものから重いものまで幅があります。診断には医師の評価や親の報告、標準化された検査が役立ちます。遺伝的要因や脳の発達の差が関係することがあると考えられていますが、原因は分かっていない点が多く、予防や治療の進め方は個別に考えられます。

主な症状

自閉スペクトラム症の症状は、社会的なやりとりを難しく感じることや、言葉以外のコミュニケーションが苦手な点、他者との関わりを発展させるのが難しい点などがあります。さらに、反復動作や習慣を崩すのが難しい、狭い興味の範囲に集中する、感覚の過敏さや鈍さといった特徴がみられることがあります。症状の程度は人によって異なり、支援の必要性も大きく異なります。

検査と診断

診断

診断は、医師による評価と家族からの情報、標準化されたスクリーニング検査を組み合わせて行われます。年長の子どもには社会的な質問表などが用いられ、より詳しい検査を必要とする場合には専門家が診断観察法などを用いることがあります。治療可能な病気がないかを調べる血液検査や遺伝子検査も行われることがあります。

治療

治療

治療には応用行動分析、教育プログラム、言語療法が挙げられます。場合によって薬物療法が用いられることもあります。応用行動分析は、個々の技能を段階的に教え、小さな改善を積み重ねていく指導法です。医療専門家が個別のニーズに合わせて計画を立て、学校側とも連携して支援を行うことがあります。

経過と生活

経過・予後

自閉スペクトラム症の症状は生涯にわたり続くことが多いとされます。言語能力などの発達状況によって見通しは異なり、知能検査の結果が低い場合には支援が長く必要になる可能性があるとされています。

精神科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。