経穴

経穴

はじめに

国家試験では、経穴の正確な位置や対応する解剖学的ランドマーク、末梢神経との関係が問われます。また、十四経脈上に属する定型的な経穴と、奇穴や新穴、さらには不定の反応点である阿是穴との違いを正確に整理することが求められます。

どの経穴か

経穴は気血の出入りする要所であり、正経十二経脈および任督脈の十四経脈上に位置します。特定の部位に位置し、それぞれの経穴に対応する一定の主治を持っているのが特徴です。

部位と取り方

背部の経穴は脊椎の棘突起下を基準に決定され、第1胸椎棘突起下の陶道、第3胸椎棘突起下の身柱、第7胸椎棘突起下の至陽などが代表的です。頭頚部では胸骨角(第2肋間)の玉堂や甲状軟骨上縁の人迎など、骨格や血管の拍動などの解剖学的ランドマークを基準に取穴します。四肢においても指の爪甲角や骨の陥凹部など厳密な指標があります。

要穴としての分類

十四経脈上に属する経穴はWHO/WPROで国際標準化された361穴が基本となります。また、正経十二経脈および任督脈には所属しないが比較的固定された位置と特定の主治を持つ奇穴や、近年に発見または確立された新穴が存在します。

主治

各経穴はそれぞれ固有の主治を持ちます。例えば背部の経穴は脊柱周囲や内臓疾患に関連し、頭顔面部の陽白や四白などは三叉神経の各枝領域における神経痛の局所治療に用いられます。また、四肢末端に位置する経穴は各経脈の特性に応じた治療に用いられます。

国家試験のポイント

国家試験では、脊椎の棘突起下や頭部・胸部の骨格ランドマークと経穴の高さの組み合わせが頻出します。また、商陽や少衝といった経穴がどの末梢神経支配領域に属するかも重要な出題ポイントとなります。

間違えやすいところ

決まった位置と主治を持つ通常の経穴や奇穴と異なり、圧痛点などの反応点として不定に出現する阿是穴(天応穴)との違いを混同しないよう注意が必要です。また、近接する経穴同士の位置関係や、胃経・腎経などの経脈における正中線からの距離の違いを正確に区別することが大切です。

経穴が問われる国家試験問題(17問)

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